人生を、五つのボールでお手玉をするゲームだと考えて見て。
それぞれのボールには、
仕事、家族、健康、友達、誠意という名前がついている。
あなたはいま、その全部をうまく宙に浮かせている。
ところがある日、仕事のボールがゴムでできていることにようやく気がつく。
落としても、そのボールは跳ね返ってくる。
ほかの四つのボール 家族、健康、友達、誠意は、ガラスでできている。
どれも一度落としたら、生涯消えない傷がついて、
かけて、もしかしたら粉々に割れてしまうかもしれない【スザンヌの日記(ヴィレッジブックス)】
元は、スザンヌの日記だ。
そう、仕事は実はゴムのボールでできている。
だが、子供達からの、「もっと稼いでくれ!」的なメッセージは、
あまりにも強く、そして切ないのだ。
明日、海へ行くというその日、
娘が泣いていた。
お気に入りの水着が買えなかったからだ。
今思えば、「買ってやればよかった」
しかし、受験生だった。
私立に行くかもしれなかった。
お金が必要だった。
でも、今思えば
それを買ったからと言って、学費に関わるほどではなかった。
肩を震わせて泣いていた娘の姿が、
4kの あざやかさで浮かび上がると、
地面がフワッとうかびあがったのか、
自分がスルッと落ちているのか、
異世界に迷い込んだかのような無重力感に、おそわれる。
記憶は削られる、と人はいう。
過去に起こった生々しい記憶は、
呼び覚まされるたびに、別のものに塗り替えられていくと。
私にはそうとは思えない。
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