舞台のチカラ2

舞台のチカラ1

劇団ワオ監督 磯部宗潤さんが言いました。
「カヨさん、ストレートプレイを一度やってみない?」

かるーく、楽しそうに
「このブランコおもしろいよー!」
みたいな感じで言われて(やろやろー!のお人)

「やりたい!」秒で即答していた私。

 

で、
「脚本書く?」

うーん。

そこはね、、

ゼロから1を作って行くって言うのが、ニガテとするところなんです。

肉付けは大好きなんですが、
最初が思い浮かばない。

 

でも、やりたいことはもう頭の中にあるんです。

コーラスライン みたいなの。

でもコーラスライン じゃない。

 

舞台に立つたびに、進化していったあの人この人。

 

映像でビフォーアフター をそれぞれ並べたいくらい、
きれいになっていたり、明るくなっていたり、それも
ムリに合わせたりとかじゃなくて、

ただ楽しいってところからみんな続いてる。

「舞台」なんて、
「お金があって時間があって余裕のある人がする」
とか、
「またはよっぽど好きな人」
とか、
そんな風に思ってる人は多いでしょう。

 

でも実際、
「お金があって時間があって余裕がある」人って誰?

そう、よくよく考えてみれば、そんな人は中々いない。

 

そんな時を待っていたら、
人生が終了してしまう・・そんな風に思うのです。

 

脚本の話に戻ります。

そんな劇団内のストーリーを語り合っていたら、監督から
「イメージ湧いてきた!!すぐ書けそう!!」

と、次の日にLINEでポローンと台本が送られてきました。

 

「2時間で書けた!おもいきり脚色してねー♪」
この度量の広さ!!

物書きでこれを言える人は中々いない。

 

主人公やキャストたちが、私の頭の中に入り込み、
いろんなことを話し始める。

 

そう、泣いたり笑ったり。

 

エピソードが浮かぶたびに、ペンを走らせる。
(私の場合はなぜかアナログです。付箋に書いて、
入れたいシーンに貼り付けていくと効率がいい)

 

キャストを募集していると、
前回のブログに書きましたが、
これ、実は、
びっくりされるかもしれませんが、
主役もまだ決まっていません。

お問い合わせ

オーディションに行ったら実はそれ自体
宣伝を兼ねていて、エキストラだけだった・・
なんて、よくある話ですが、それではなく、

今これを読んでいるあなたにも、
チャンスがあるということです。

そう、日程はもう決まっています。

6月13日(日)海遊館ホール(もちろん海遊館の中)

劇団ワオはミュージカル劇団ですが、
今回、歌も踊りもほとんどなしのお芝居です。

 

コーラスライン なのに?って笑
そう、構想はコーラスラインでしたが、
ガラスの仮面になりました。

 

ミュージカルより敷居が低くなった分、
出演者にはがんばっていただきます。

 

 

表現力
話し方
プレゼン技術
説得力
声の使い分け

そう言ったものが、自然と身に付いて行きます。
やってみるのが一番です。

とはいえ、
やるやらないは別にして、
ちょこっと問い合わせていただければ、
私が大喜びします。

お問い合わせ

あ、「後で」はないですよ。
後まわしにしたことは、ほとんどできませんので笑

 

では、

今日も素敵な1日を!

 

 

ちゃお♪

小屋入りしたらまずやるべきこと〜 その4

小屋入りしたらまずやるべきこと その1

小屋入りしたらまずやるべきこと その2

小屋入りしたらまずやるべきこと その3

小屋入りしたらすぐにやること

3までは裏方さんがやってくれることもあります。

やったことを裏方さんが伝えてくれることもあります。

しかし、信頼しても信用するな

必ず確認を行いましょう。

「見たらわかるようにしてあります!」と

自信たっぷりに言う方もいらっしゃいます。

「一応見にいきます」の一言が気分を害することもあります。

ありがとうございますとお礼を言ってから、

こっそり確認しにいきましょう。

本番当日ほど、いろんな人からいろんなことを言われます。

それを頭に入れておくと言うのは、

たくさんの荷物を抱えるようなものです。

たくさんの荷物を持った脳は、動きが悪くなります。

なるべく身軽にするために、

なんでもかんでもメモしちゃいます。

台本を持ってで出ハケを確認します。

出てくる場所も1袖2袖3袖の、どこから出てくるのか、

このシーンではこの袖から出てきてここにハケる。

そんなイメージトレーニングを、
身体を使ってメモりながら3回くらいやりましょう。

今日も素敵な1日を

 

ちゃお

小屋入りしたらまずやるべきこと その3

小屋入りしたらまずやるべきこと その1

小屋入りしたらまずやるべきこと その2

出ハケの安全対策と、

バミリ

この時、位置番号もつけていきます。

舞台センターを0

そして、上手側下手側に3尺ずつ(約90cm)1、2、3と番号を振っていきます。

 

こうして、

「上1」(上手側の1番)

など、すぐに場所を表現できます。

そんなわけで、
「このセリフを言い終わったら下手の2番へ行く!」
など、
事細かな段取りが決められています。

 

そう、例えばこんなシーンです。

 

上手1.5で、仲睦まじい二人(1.5→上手1番と2番の間です)

やがて男性の方が別れを惜しみながらも、
下手へハケていきます。

女性はそれを追いかけようと、
2、3歩下手側に進みますが、
下手の2番で立ち止まります。

これをきっかけに舞台は暗転し、
女性にサスが(天井からのスポットライト)当たり、
セリフや歌が始まります。

 

サスの位置も予め決められているので、
サスの中心部となる床位置に、
バミリでバッテンしてあったりします。
(動かせるホールと動かせないホールがあります)

そんな段取りを色々守りながら、
舞台は進められていきます。

 

舞台は最高のプレゼンテーション

 

今日も素敵な1日を

 

 

ちゃお

 

小屋入りしたらまずやるべきこと その2

その1では出ハケについて書きました。
小屋入りしたらまずやるべきこと その1

次に必要なもの、それは

 

バミリです!

 

 

バミリとは、大道具や小道具の位置に貼ってあるテープのこと。

「場を見る」ことから来た言葉です。

この作業を「ばみる」「ばみっといて」と言ったりします。

 

この作業を大勢でする時、
「何をどのように配置するのか」共有しなければなりません。

 

「右っ側に貼っといて〜」だと、
客席を向いた時の右なのかそれとも反対側なのかわかりません。
左右というのは実に主観的なものです・・・

学校の授業でも「左右」と同じくらい、
「上手・下手」を教え込んで欲しいものです。

しっかり学んだ「東西南北」は、
屋内では全く役に立ちません・・・

 

「下手舞台ツラ側の角に貼ってね!」でよくわかります。
(ツラは舞台前面 つまり客席側のことです)

 

貼ったら水性マジックで、
テープに直接「椅子1、2」と連番を書き込んでいきます。

書いておかないと、他のシーンのバミリもあるので、
舞台上がテープだらけになり、
わからなくなってくるからです。
(数秒で等間隔に椅子を並べるのも超かんたんに!画像は元気のない老人たちの図)

 

 

 

 

蓄光テープは高価ですから、
マスキングテープ、養生テープとうまく併用しましょう。

 

では、
今日も素敵な1日を!

 

 

ちゃお

 

小屋入りしたらまずやるべきこと その1

ステージ

多くの劇場では当たり前にされていることですが、ないこともあります。

小屋入りしたら、必ず最初に確認をしましょう。

 

それは・・
出ハケの安全対策です。

これが無かったために、フットライトにつまづいてガッシャーンと、
派手にこけてしまいました。
(本番ではなかったのがサイワイです)

演劇でよく使う「出ハケ」があります。

①暗転板つき 舞台が真っ暗な状態の時に、役者が舞台の上にいること
②暗転ハケ 暗転してからハケること

 

 

 

ちょっとした講演会や式典ではこんなチャレンジャーなデハケはやらないことが多いでしょう。

講師が暗転中に舞台中央にお出ましになり、スポットライトがフェードイン・・なんて、
ドラマティックですね。そんなのが好きな方もいらっしゃるかもしれません。

これを実現するためには必ず準備しなければならないものがあります。

舞台から袖にかけて
全ての障害物に
蓄光テープを貼っておかなくてはなりません。

暗闇で鮮やかに光るコレを。

暗転中、環境によっては観客席から人影が見えていることもあるでしょう。

この時、
直前まで眩しいライトを浴びていた演者達は真っ暗闇の世界にいます。

次のシーンのために大急ぎでハケることも多いでしょう。

舞台奥にあるフットライトは本当にキケンです。


配置されている大道具はもちろんのこと

袖奥のスピーカー
これも皆さんの自宅にあるような、安定した箱型ではなく、
幅1メートルも無いようなところに、
不安定に置いてあるのです。

そして、動線矢印を貼って完了します。

トラスコ中山 日東エルマテ 高輝度蓄光テープ JIS-JC級 0.3mm×12mm×5m グリーン tr-1145978

 

いいお値段しますので、使い方に気をつけましょう。
蛍光テープと似ていますのでお間違いのないように。

リンクはご参考までに。今回使用したものです。

 

© 2017-2024 世界を変える!プレゼンのチカラ, All rights reserved.
PAGE TOP