そんなタイトルから始めてもいいの私?
そんな気持ちです笑
プレゼンを伝えるためのプレゼン
とか
動画を作るための動画
とか
文章の書き方を伝えるための文章って、
伝える側にとっては敷居が高く感じますね。
今日のところそれは考えないようにしようと思います。
「推敲を重ねよ」
師 彦素勉(ひこそ・つとむ)の言葉です。
ライターの学校に通っていた頃、
彦素ゼミは週2コマあり、
「400字詰原稿用紙をぴったり1枚書き上げる」
というものでした。
たった400字に3時間です。
「書店に並ぶと思って書けば、直すところがたくさんあるはずです」
「自分でOKと思ってきたら持ってきてください」
毎回テーマがありました。
秋
心の風景
日曜日
季節
想い出
と、覚えているのはこれくらい。
書きやすいテーマを与えられていたんだなと今ならわかります。
たった400字と言っても、
「400字におさめないといけない」という規制。
現在のWebライティングのようなものはなく、
全てが印刷物の時代だったこともあるのでしょう。
文字数の制限を乗り越えるために、
「一つの言葉を別の意味に書き換える練習」の連続です。
言い換える、書き換える
これはとても大事なことです。
例えばここに書いた文章の中で
こんな記述があります。
これも言い換えです。
寄せて返す波が砂浜の模様をどんどん変えていく姿や
その色が時間と共に少しずつ遷移していく様や
同じ姿を二度と見せない波と
どんどん変えていく
遷移していく
同じ姿を二度と見せない
これらは全て言い換えによるものです。
元々はこんな感じ
波が砂浜の模様をどんどん変えていく
色がどんどん変わっていく
そして変わっていく
こんな風に突っ込みどころ満載の文章になります。
同じ言葉をできるだけ繰り返さないように、
推敲することが大切。
見えるもの
近く・遠く・空・周辺
動くもの、近づいてくるもの
鳥・猫・犬・人・車・自転車
焼き芋販売の車は季節感(夏はわらび餅)
聞こえるもの
自分が出している音と周りの音
海沿いの散歩道にも海砂がたくさん上がっていて
歩くたびにシャリシャリという
風に混じってどこかの運動会の喧騒が遠くに聞こえて
聴き慣れない野鳥の声に彼方をみると、
広げた翼が2メートルにも迫ろうかという大きな鳥が、
沖合の突堤に舞い降りて獲物を窺っている
触覚で感じるもの
カラッとした、ジメッとした、
暑さ、寒さ、少し汗ばむ、薄手のカーディガンが必要
風、ひんやり、あたたか、ヌメっとした、ゼリーのような
嗅覚
どこかの家から味噌汁の匂い
すき焼きのような醤油の混ざった甘い匂い→週末の話題につながる
プールのような塩素のにおい
潮風、甘い匂いに振り向いたらクレープ屋のキッチンカー
「書く」ことが決まったら、
見えるもの五感で感じるものを、淡々と文字に起こして行くといい。
そんな風に推敲を繰り返して来た私だから、
なかなかブログに落とし込むことができず、
書こうとしてメモに取り、そのままボツになっているものがたくさんある。
今回量産チャレンジをすることになったのは、
チャンスだと思う。
まとめ
タイトルにある、「ありきたりな文章」
ポイントは「書き換え」「推敲」
※「寄せて返す波」なんて表現もあまり好きではありません。
ただ「際立った表現」も、多過ぎると読みにくくなるのです。
ありふれた表現もおいとかないと伝わりにくくなる。
ポイントを絞る。これは料理に似ています。
みんな発展途上!
一緒に上昇中♪♪
投稿者プロフィール
- プレゼンテーションデザイナー
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